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メール・マガジン
「FNサービス 問題解決おたすけマン」
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★第175号 ’03−05−23★
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impossible?
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< +hp = everything is possible >
は、年初来のブランド・キャンペーンで日本ヒューレット・パッカード
が用いているキャッチ・フレーズ。 より正しくは
" customer + hp = everything is possible " <お客様と私どもが
手を携えれば、何でも可能になります>。
*
念のため本国HPのサイトで読むと、<HPには技術があります、有能
な社員がおります、お客様のご発展をお助けします、、>。 アメリカ
では昨年11月から始められている広告キャンペーンですが、少々気に
なったのは、その頁▼の記述順。
即ち、<シンガポール、オーストラリア、中国、韓国、英連邦、ドイツ、
イタリー、フランス、スペイン、オランダ、スイス、ベルギー、スエー
デン、フィンランド、日本そして中南米>、我が国はほとんど末尾。
これ、<実施順>? ABC順じゃないし、東回り順でも西回り順でも
ない、まさかIT的進化程度の順? それともHPの期待度の順、、?
どうも釈然としません。
* *
が、それでも何とか<仲間>に入れてもらえているのだから未だ良い方。
トム・ピーターズ1997年の<起死回生>
"The Circle Of Innovation"(TBSブリタニカ 98年)には、
「この本は5年間にわたる約400回のセミナーの集大成である(注)」
とあり、その(注)で開催場所を示しているのですが、何と(アメリカ
47州+)22カ国の中に、<日本>、、、入ってない!
「これは、イノベーションの本である。 断じて。」と強調する著者は、
意図的に日本をパスしたんでしょうかね? よほど変革したがらない国、
で無視されたのかな、気になる、、
おっとシマッタ、また脱線。
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<Everything is possible> に
普通は「フーン、、」、でも、私の反応は「えっ?!」。 実は約30
年前のサーモ屋が、全くその通りのキャッチ・フレーズを毎日連呼して
いたからです。 ただし<営業用>ではなく<社内用>、現場の合言葉、
より具体的には<自己暗示用>の呪文、でしたが。
何しろ七難八苦、「やりゃ何だって出来るんだ」と励まし合わないこと
には挫けてしまいかねない状況。 ではあったが、好きな道、たとえば
<月例映画鑑賞会>、は欠かさない。 本質、楽天性。
夕方早めに仕事を切り上げ、デコ助どもとマクドナルドかケンタッキー
経由、ロードショウものを1本、という段取り。 で、ある月、1976年
の英米合作<鷲は舞い降りた>に出会いました。 ご存じ、
英国首相を誘拐すべく、特殊部隊の演習を装って片田舎の村に降下した
ドイツ兵チームの奮戦記。 <男>の謳い手ジャック・ヒギンスの原作、
<男>を演じたのはマイケル・ケイン、申し分なし。
ところが1カ所、ヒッカカリました。 ケインのシュタイナ大佐が部下
に「予定通り運んでいますか?」と訊かれ、「迎えの船は近くまで来て
いる、チャーチルはこっちへ向かっている。
Anything is possible.」と答える。 字幕ではたしか、「かなり有望だ」。 何?
噛み合ってないね、その答え。 直訳は「何だってあり得る」や「何が
起きても不思議ではない」だろうけれど、それだとまるで他人事の感じ、
シュタイナらしくなくなってしまう。 だから「かなり有望」と、、?
*
予定は未定、その通りになるかどうかは神のみぞ知る。 ところがその
映画では、何が何でもヤルッキャナイ場面。 any でなく
everything、何だって可能だ(俺たちがやるんだから)として欲しかったよなあ、、
一旦ヒッカカルと片を付けなきゃ気が済まない性分。 翌日、社員たち
と論じ合った末、我が社は
<Everything is possible> で行こうや、、早速社内の作業用各種書式に刷り込んで、カッコつけた次第でした。
原作ではどうなんだ? と言っても翻訳本でしたが、その科白、、
あれ?、、見当たらない。(場面は、たとえば早川書房92年の
<完全版>なら285〜6頁辺)
ビデオが普及したのは何年も後。 何度も聴き直し、部下の質問が
漸く分かった:
<You think our chances are?> 何だ、<予定>とは訊いてないぜ。 字幕不適当は<質問>の方だったんだ、、
ちなみに我々が唱えた<呪文>は効果覿面、<瞬間風速的ではあったが、
当時世界最高の品質を達成>したことは172号などに書いた通りです。
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●ところで先夜、
TBS放映のCBSドキュメントが<スーパーマン>クリストファー・
リーブの近況を伝える中で、彼2冊目の著書が紹介されました。 その
表題が
<Nothing is Impossble>で、<Everything><Possible> と同義、ではあるが<二重否定>。
日本人は「言えなくもない」とか「分からないではない」、二重否定を
多用しますが、それらは主に<曖昧な肯定>。 ストレートに言うのが
慣わしの英語で二重否定、となると曖昧どころか、むしろ<断固>。
乗馬事故で脊髄を損傷した1995年5月以来、延々全身麻痺と闘い続けて
いる彼の心情からすれば<強烈>は当然かも知れません。 当初の治療
や訓練は容易に効果を生じなかったが、7年を経て右手首、左手指、両
足首が動かせるようになり、体表アチコチの痛覚も戻り始めた、
依然、人工呼吸器は必要だし回復していない内臓機能も多いが、前より
肉体的持久力は増し、車椅子に座っていられる時間、話す時間、いずれ
も長くなった、由。
普通、脊髄を損傷した人は、数ヶ月でそれ以上の回復は無いと説得され、
以後は単にケアの対象、機能回復や治療の対象ではなくなる。 しかし
彼はその例に従わず、長期の努力継続による機能回復の可能性を実証し、
スピーチを引き受け、映画を監督し、1本に出演、、
の
<Nothing is Impossible> ぶり。 彼の1冊目は <Still Me> 98年、その中で彼は、自分の境遇を簡単に受け容れるべきでない、と強調し、
A hero is an ordinary individual who finds the strength to
preserve and endure in spite of overwhelming obstacles.
と記している。 そうか、サーモ屋も結構
hero だったんだ、、
*
ところでその定義だと今の我が国、アンチ・ヒーローばかり。 明らか
に
possible な(と私には思える)ことを何故かせず、impossible のように言い繕う、、 そんなのが大きな顔してるぜ、良いのかね?
たとえばあの荒唐無稽な白装束集団の放浪にしても、<5月1日の定例
会見で佐藤警察庁長官は「装束、行動は異様、、あのまま放っておいて
いいわけがない」などと述べ、あらゆる法令を適用する姿勢を表明した>、
にも拘わらず、また<警察庁は1日、同研究所に関する情報収集を強化
し、違法行為には厳正に対処するよう全国の都道府県警察本部に通達を
出した>にも拘わらず、、
TV画面のケーサツ、長らく手ぬるかった。 走る時には警護?するし、
停まれば遠巻きで見守るだけ。 公道を不法占拠し、私有地に入り込み、
私有財産に手を下している連中に、何故かオトガメ無し。
各県警、ウチの管内から出て行ってさえくれれば、の構え。 公序良俗
に反する行為であってもあの程度なら、ケーサツは誰にでも許すのか?
不思議で仕方ありません。 暴走族が元気なわけだよ、、
5月14日<1都4県12カ所17車両を捜索>、急にエスカレート。
警察活動はもっと肌理細かく、適時着実にすべきものだろうと思うが、、
いわゆる
Broken Window 理論。 破れたガラス窓を放置すれば、管理怠慢に乗じる悪がその一角に住み着く、やがて街中に犯罪が横行、、
で、ニューヨーク市は<日本の交番>に学び、まず小悪駆逐、ついには
街の安全を回復した、という話ですが今の日本、まるでその正反対。
* *
<国土交通省中部運輸局は渦巻き模様のステッカーが道路運送車両法の
保安基準違反に当たると判断し、整備命令を出した>のは5月4日。
しかし月の半ばになっても、フロントガラスの何枚かが間引かれただけ、
側面の窓は<渦巻き>ビッシリのまま。 それを知らぬか扇国土交通相、
「あんなベタベタ窓に貼って、良いんでしょうかね?!」。 あるいは
「月光仮面みたい、、」とも。 そんな子供じみた感想を述べるよりも、
「〜する」を宣言し実行すべき、じゃないのかね?
* * *
折も折、昨年末まで駐スイス大使だった国松元警察庁長官が某TV番組
に出て、キャスターの(腫れ物に触るかのような)質問に答えていわく、
「検挙率低下は犯罪事件の激増による相対的現象。 人々の社会的関心
の低下で情報が得にくい。 較べてスイスでは、、」 だからあなたは
何をする? そういう国柄の日本で警察はどうすべきか? など訊けば
良かろうに馬鹿キャスター、
「撃たれた時、どういうお気持ち、、?」 8年前だぜ、今さら訊いて
何になる? 元長官、「自分だけ捜査から外れて、、」申し訳なかった
そうだが、だったら犯人逮捕まで頑張れよ。 今からでも、、
そもそも<長官>や<大使>選任の根拠、どうなんだ? 国家、国民の
ために何をする、何が出来る、という
WANT、含められているのかね?
* * * *
こうした<無能無為役人が国民を食う国>の現実、+hp のCMを真似て
書き表わすと、<
+ 役人 = Everything is IMPOSSIBLE !>
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<失われた10年>? ご冗談を。 戦後半世紀の営々たる努力が無に
帰する国家破産のピンチ、失うのは<50年>だろう? しかも高齢化、
少子化エトセトラで活力無し、もう<追い付く>ことは
impossible、、
<昔>は勤勉実直堅忍不抜、慎み深さや篤い人情、高い気概の人も
いたので
possible でしたが、こう擦れっ枯らしになった今は、、
哀れインポ国家日本、ヤル気のトム・ピーターズにパスされたとしても
恨むのは筋合いでない。 屁理屈こねてないで、実行しなくちゃ、、
Rational Process は<屁>じゃありませんよ、念のため。 何を
実行するかはSAとDA、それを成功させるにはPPA、、
とは言え、行動すれば必ず目的が達せられる保証はありません。 我が
シュタイナーも果敢に行動したけれど、あと一歩、でチャーチル(実は
影武者でしたが)を逸し、自らは武運つたなく落命、、
それが戦争、それが<男>の生き方。 そしてビジネスも戦争、そこで
戦う人々には、偉大な戦争指導者だったチャーチルの言葉がふさわしい。
" I never worry about action, only inaction."
恐れず行動せよ、責められるべきは行動欠如、、 有言実行、彼は終始
陣頭に立ち、国を勝利に導きました。 リーダーが<POSSIBLE!>なら、
<閉塞>も<停滞>も吹き飛ぶんですがねえ、、
■竹島元一■
■今週の
<私の写真集から>は ★Impossible Art★
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